ミナミまち育てネットワーク「防災ワーキンググループ」は2018年7月に設置され、日頃から防災対策について議論を重ねています。
また2020年以降は年に1回大規模な防災訓練を実施しており、2026年3月3日には南海トラフ地震発生を想定した「一時滞在施設を開設・運営訓練」を実施しました。
開催日時:2026年3月3日(火) 13:00~15:45(準備片付け等含む)
タイトル:帰宅困難者一時滞在施設 設置・運営および情報発信訓練
目 的 :ミナミの【共助力】を高める
参加人数:合計76名(運営スタッフ23名、帰宅困難者役21名、見学者32名)
なんばスカイオの会議室を2室レンタルし、一室は「帰宅困難者滞在スペース」、もう一室は「情報管理班用」として使用しました。
運営スタッフ(黄色ジャンパー着用)のオリエンテーション後、区画・パーティションの設置、情報掲示板の準備やトイレ案内など訓練実施の準備に取り組みました。





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地震発生の合図で情報管理班から難波観光案内所とマルイのサイネージ担当者に連絡し、災害モードに切り替え後、それを見た帰宅困難者が一時滞在施設に来るという設定で行いました。
※混乱が起きないよう帰宅困難者役の方には事前に受付に来てもらう時間をお伝えしています



帰宅困難者役(オレンジビブス着用)には、入口を入ってすぐの受付で下記のように対応しました。
①「施設滞在の同意書(利用案内・ルール等含む)」「滞在者カード」を渡し、記入スペースでの記入を依頼
※「滞在者カード」は希望者のみ、施設の外側から自分がいることがわかるように必要情報を記入後、室外に設置した「滞在者管理ボード」に貼る
②記入済みの同意書を受付に提出後、要支援者には「要支援マーク」を渡して目の届きやすい「要支援区画」へ案内、それ以外は「一般区画」へ案内






③滞在施設利用についてのルール説明、備蓄品の配布
※訓練で配布した備蓄品は、株式会社大林組様よりシチュー、大阪市様よりビスケットをご提供いただきました



④相談窓口では「トイレに行きたい」「家族と連絡を取りたい」「着替えたい」などの要望に対応
※帰宅困難者役には事前に要望内容をお伝えしています
また、情報管理班は担当毎に下記の作業を行っていました。
①滞在者管理担当:受付に提出済みの同意書を随時回収し、内容(氏名・ケガの有無・運営の協力の可否等)を滞在管理リストに入力
②情報掲示板担当:情報(鉄道運行・周辺状況等)を収集し、掲示板を更新



見学者には開設前の状態から運営中までご自由に見学していただきました。(防災関連資料・非常用トイレ・マスク等配布)
途中で区画やボード等の説明、また大阪市様による非常トイレの使い方の説明などもあり、興味深くご見学いただけたようです。
訓練終了後には私たち運営スタッフにも非常トイレの実演していただき、とても勉強になりました。
自宅に購入した非常トイレを置いていても使い方を知らない人も多いと思うので、とても良い機会になったと思います。
丁寧にご説明・実演いただきありがとうございました。



現在、南海トラフ地震の発生確率は今後30年以内で「60~90%程度以上」「20~50%」という2種類の計算結果が示されいます。
防災対策の推進等に際して具体的な確率の数値を示す必要がある場合は、「疑わしいときは行動せよ」等の考え方に基づいて、「今後30年以内で60~90%程度以上」を強調することが望ましいとも言及されています。
地震発生時にはミナミでも多くの帰宅困難者が出ることが予想されます。災害発生時には誰もがパニックになり、どのように行動すればよいのか瞬時に判断することは難しいと思われます。その際に情報をしっかりと伝え、帰宅困難者が一時的に過ごせる施設はとても重要だと感じています。
また、日頃から地震災害時にはどのように考え行動するべきかを体験しておくことで、実際に災害が起こった時に落ち着いて行動できる可能性が増えるのではないでしょうか。ひとりでも多くの人が防災に意識を向けることで守られる命も増え、また訓練を通してミナミの街の人たちの結びつきも強くなると思います。
防災ワーキンググループでは、今回の訓練の反省を踏まえて来年の訓練実施に向け、今後も防災について議論を交わしていきたいと思います。
訓練にご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
主催:ミナミまち育てネットワーク 防災ワーキンググループ
